【追記】【備忘録】JB64ジムニー用のハイフロータービンへの交換について

将来の自分のための備忘録です。社外品のポン付け可能なタービンが存在します

 JB64Wジムニー用のR06Aエンジンは軽自動車のターボ付きエンジンであるが、ほとんどポン酢家できるタイプのハイフロータービンが世の中には存在する。

IHI(石川島播磨重工業)でタービンを作っている。

 

参考情報:IHIのジムニー用ハイフロータービンの商品紹介

IHI TURBO PERFORMANCE for SUZUKI Jimny (JB64W)

 

上記のタービンを使ったチューニングメーカーのキット品も存在する。

BLITZのボルトオンターボシステムである。

 
参考情報:BLITZ ボルトオンターボシステム

 

※ニュースになっていたので追記します。

ECU付きで、燃料はハイオクになるとのこと。点火プラグの熱価も8番に上げる必要があり。

ショートパーツの付随無し。

 

ボルトオンターボシステム ジムニー用
ECUセット[10225]
価格:24万2000円(税込)
適合車種:スズキ・ジムニー(JB64 2018年7月~)MTのみ
※最大出力 約31.1PS、最大トルク 約15.0Nm アップを実現


どちらも今すぐ導入するわけではないが、万が一タービンがダメになった場合は純正タービンではなくこちらを選択してみるのも良いかなと思っている。

インジェクターの容量的には、純正品のインジェクター(ノーマル品)で対応できる範囲である。

 エンジンの熱価は上がる(と思われる)ので、点火プラグの熱価は上げた方が良いかもしれない。様子を見ながら適正熱価を探す必要がある。

この際、おそらくマフラーはノーマルを使うことになると思うので、一般的なタービン交換+マフラー交換される方とは熱価は異なる(若干低め)だと予想する。


トランスファーを4Lにしてもトルクに限界を感じる場合にはハイフロータービンによる出力向上が狙える。

その選択肢が世の中にはあるということで備忘録にしてる。

なお、過給機付きエンジンの場合、出力向上=空気をより沢山エンジンに入れる=燃費悪化です。

ハイフリータービンのみで出力を上げる場合は内燃機関のフリクションロス等の低減によって出力を上げるわけではなくより多くの空気を押し込む形になるので、燃料も比例して多く必要になります。

つまり燃費は悪くなります。

タービン代金購入と作業工賃という初期投資がかかるのはもちろんのこと、ランニングコストは跳ね上がりますのでご注意ください。

 

ハイフロータービンで狙える馬力は最大100馬力(PS)ほど

標準のインジェクター容量でギリギリ足りる容量です。

64馬力は軽自動車の規格の外ですので、排気量が660cc未満であれば200馬力でも車検は通ります。

ただしノーマルインジェクターで賄えるのは100馬力付近まで。

ハイフロータービンはトルクアップもしますので駆動系への負担も増大します。

交換する場合は各種部品を強化品に変える、または別車両の部品を加工して取り付けるなど工夫が必要になる可能性がかなり高いです。

 

タービン交換時の注意事項など

 タービン交換した場合は排気効率も改善する必要があるか検討された方が良いでしょう。

つまりマフラー交換をした方がよいのかどうか。

その他、点火プラグの熱価の適正が分からないので、定期的にプラグを外して燃焼状態を確認する必要があります

おそらくノーマルプラグでは焼けすぎになると予想します。

社外品のマフラーにする場合は、車両とマフラーのクリアランスが狭くなるようだと、クロカン用途的には本末転倒です。

ノーマルマフラーに近い大きさ、形状のものを選択する方がオールマイティに使えるかと思います。

 

プラグ熱価があっていない場合は、排気温度が上がりすぎますのでピストンが溶けたり、O2センサーがダメになったり、最悪の場合は車両火災が発生します。 

またタービンで強制加圧する吸気ですが、ポート系が狭い場合はハイフロータービンによって押し込む空気量が 増えると、流速が大きくなります。

音速を超えるとピストンまたはバルブ破損が発生します。おそらくピストンがダメになる確率の方が高いですが、交換するにはエンジンを下ろしてピストン交換(降格室でコンロッドも曲がっている)、ピストンピンや場合によってはジャーナルメタルも交換が必要になります。

クランクシャフトも曲がってしまうと修正がきかない(修正できますが温度が上がると再び曲がって最初から修理のやり直しになりますので交換するのがセオリー)ので交換が必要です。

リスクを許容でき、かつメリットのある方のみチューニングを検討しましょう。

 

ハイフロータービンへの交換は合法ですが、後々のメンテナンス代とチューニング代が爆増するチューニングです。

 

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