ジムニー(JB64)にスロットルコントローラーを導入してみたら乗りやすくなった
電子スロットル車にはスロットルコントローラーを接続した方が良い!
ジムニー(JB64)は電子スロットルを採用しており、アクセルペダルからスロットルバルブへは従来のようにワイヤーで直接接続されていません。
戦闘機ではバイワイヤなどと呼ばれています。
いわゆる電子制御です。
スロットルバルブは電子制御されるため、旧式のワイヤー式では必須だったアイドルスピードコントローラーバルブ(ISCV)が不要になり、アイドリングの際はバイパス通路を空けなくても(アクセルペダルは踏まれていなくとも)、コンピューターがスロットルバルブを少しだけ開けるという細かい制御ができるようになっています。
この時ライトをつけていたりエアコンをつけていて大きい電流が必要な場面ではアイドルアップする機能もコンピューターが自動的に制御を行います。
また「アクセルペダルを踏んでも、状況に応じてスロットルペダルをあまり空けない」というような燃費に有効な制御もできるようになっており、事実JB64の電子スロットルの制御においては、従来のアクセルワイヤー式のスロットル調整に慣れた人ほど違和感が出やすいと思います。
MAZDAの初代CX-5と比べると電子スロットル制御は自然に感じられますが、それでも4,5速のギアになるほどエンジン回転数での3000回転以下は思ったより非力に感じます。
慣らし運転中や暖気中の走行では回転数を抑えて運転すると思いますが、このようなケースではアクセルペダルを踏んでも、あまり加速しない感覚があります。
そこでPIVOTのスロットルコントローラーを導入しました。
スロットルコントローラーを購入して初期設定をした
この製品はOBD2コネクタへの接続がなく、アクセルペダルにつながっているケーブルに割り込み用のコネクタ(セット品のため同胞)に本体をセットするだけの製品です。
アクセルペダルにつながっているコネクタを外すのに若干手間取りましたが、15分ほどで接続と設置が終わりました。
設置後は初期設定として、(1)アクセルOFFの状態を記憶、(2)アクセル全開の状態を記憶 させて終了です。
アクセサリー電源ONで起動します。
エンジンOFF後も本体に設定モードの表示がされますが、数秒で表示は消えます。
モードは下記の3モード、17パターンが設定されています。数字が大きいほどモードの特性が大きいです。
- E(エコモード):1~5 燃費重視
- R(レスポンスモード):1~5 レスポンス重視
- P(パワーモード):1~7 パワー重視
私はR5(レスポンス最大設定)で30キロメートルほど乗ってみましたが、ノーマルよりも低中速度域が乗りやすくなっていました。それでも2速までにATの軽自動車に置いて行かれますが。
2万円未満で導入できますのでお勧めのパーツです。
楽天市場で名の知られた大企業「ゼンリン」さんでスロットルコントローラー本体とJB64用の専用ケーブルを含めたセット品を購入できます。
実際私はここで購入しました。
価格:18798円 |
初代CX-5ではOBD2コネクタにも接続するタイプのスロットルコントローラーを使っていますが、ジムニーはノーマルでもスロットル制御はうまくできていると感じます。
CX-5はスロットルコントローラーが無いと乗っていても楽しくないのですが、ジムニーはスロットルコントローラーがなくてもそこそこ楽しく運転できています。
ですがスロットルコントローラーを付けると更に楽しい。
4000回転でもターボの効きが良く、そこからあっという間に吹けあがります。
R5設定で物足りなくなったらP7にして乗ってみたいですが、燃費は悪化すると思うので悩みどころではあります。
設定を変えた場合はこのエントリー記事を修正して追記いたします。
おまけ/電子スロットルの弊害
電子スロットル車の場合、エンジンの始動の際にはMT車ではクラッチを、AT車ではブレーキペダルを踏んでいないと、エンジンを始動できません。
平成初期までのMT車では可能であった、ギアを1速に入れたままクラッチもブレーキも踏まずにスターターモータをまわして踏切を脱出するという芸当ができなくなりました。
踏切で車にのっていて立ち往生した場合には、迷わず車から降りて踏切の非常ボタンを押してください。
もっとも踏切の段差で立ち往生するようなジムニーは燃費が悪いだけの何の役にもたたない車両です。
不具合原因を追究して修理をする必要があります。
4Lのトランスファーでも脱出できない場合は、フロントのドライブシャフトが折れている可能性があります。
OBD2接続の弊害
初代CX-5に接続しているPIVOTのスロットルコントローラーと初代CX-5では弊害は出ていないですが、OBD2接続している機器(スロットルコントローラー、マルチモニタ、ブースト計など)の中には、OBD2でのデータ取得期間が短いために、車両のECUへの負荷が高くなり、ECUがフェールセーフで動作する、または壊れるなどの被害が出るケースがあるそうです。
私のJB64の場合は今のところ問題ありません。
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